2017年7月8日土曜日

前縁ソイル抜き(吸い出し)について

今朝やった前縁ソイル抜きについて、コツなど。

手順は、
  1. バケツとホースと、バケツにホースをしっかり付けられる大型クリップあるいはガムテとか、それとハサミを用意。
  2. 前景草のソイルを抜く面と、抜かない面の境目のところにハサミを入れて分離。
  3. ソイルを抜く面の前景草をゆっくり汚れが舞わないように剥がす。
  4. ホースでソイルを吸い出す。

コツなどは、

前景草が密生、しっかり根張りしている状態じゃないと、ソイルを抜きたくないところまで崩れ出てきてしまい、上手く行かない。キューバとかウォーターローンなどの根張りが弱い・そもそも根がない水草でも上手くはいかない。
密生した根が土留になるので。

ソイルを抜く面と、抜かない面の境目のところの前景草に入れるハサミは、ソイルを砕くくらいのつもりで奥までしっかり入れて分離しておく。
じゃないと、グロッソやヘアーグラスのランナーがつながっていて、ソイルを抜かないところの面の水草まで剥がれてしまう。砕けたソイルは後でホースで吸えるし。

前景草を剥がすときは出来るだけゆっくりと。汚れが舞わないようにするだけでなく、ヘアーグラスとかは思わぬ深さでランナーが通じていたりするので。ゆっくり剥がして、つながっているところがあれば、そこをカット。

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以下は、サイフォンの原理でホースで水換えや掃除をやっている人は、別に今更説明されるまでもないことだろうけど...
  • ホースをバケツにしっかり固定していないと、水抜きを始めた時にホースが暴れて床がビシャビシャになるかも。しっかり固定。
  • 呼び水は、ホースの先を水槽の中にしっかり多めに沈めてホースの先に水を入れて、ホースの先を指で押さえながらホースの先を高く持ち上げて、一瞬指を放して水を下に送り、スグにまた先を水槽の先に入れる。最初に送り出した水が落下していく力で入口の水を引っ張り入れてくれる。ちょっとタイミングにコツがいるけど、一度覚えれば簡単。50cm〜くらいは最初に水の中に入れたい。...つまりこれが出来るくらいはホースの長さに余裕が必要。
  • ホースの入口に指先を添えて軽く塞いだり、途中のホースを軽くつまむ・軽く折るなどして流量を調整。パラパラとソイルを吸い込んでいくくらいが理想。じゃないとものすごい勢いで吸い込むので、ソイルだけじゃなくて剥がしたくない水草の根とかまで吸引して剥がしちゃうことになる。
  • 勢い良く水を吸うということは、あっと言う間にバケツに水が溜まっていくということです。ソイルを吸うことに集中しすぎるとバケツから水が溢れちゃいますよ。なのでマメにバケツに溜まった水量をチェックしながら作業しましょう。
  • もし水草の塊とか吸い込んでホースが詰まったら、給水側から強く息を吹き込めば大抵は解決。
かなりしっかり根張りしている状態でやっても、高く残った面の根の間から数センチ分くらいはソイルが前にこぼれてきてしまう。エビが根の間を探るので。ソイルが抜けていけば前景草は底面から浮いた状態になってしまう。
なので...
  • ここまでソイル面を下げると思っている線よりも少し深くまでソイルを抜く。...いずれ上からまた少し崩れてくるので。
  • ソイルを抜いたところを前景草が満たして落ち着いてから、一度底面近くまでトリミングをして浮いた部分の水草を取る。あるいは、浮いている前景草部分をしばらくソイルに押し付けるようにしておく。やり方としては例えば、アルミワイヤーをU字型に切ったものを水草の上からソイルに刺して留め具にする。あるいは水上葉でつくった太いグロッソのかなり長いものを合間に沢山深く差し込んで留めるとか。

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