2017年5月28日日曜日

レイアウト材としての軽石

前景草カットの件ですが、
なんか大丈夫なんじゃね?そんな気がする…
ってことで、今日もまた引き続きちょっと切ってます。
このままちょこちょこ水曜までくらいには全部切っちゃうつもり。
様子見て中断するかもしれないけど。



軽石

今回、軽石を底床材とか濾材とかじゃなくて、レイアウトに使ってるわけですが、
軽石をレイアウト用に売ってくれれば良いのにって、以前から思ってたんですよね。

まず第一に軽石は濾材に使う人も居るくらいで多孔質です。
水流が表面を動けば とても良いバクテリアの繁殖地になります。

軽石にはソイルのような陽イオン交換能があります。
アンモニアやミネラルを吸着し、活着させている水草があればこれに栄養を供給します。(コケもそれは嬉しいわけですが)

もともと表情も豊かだし、加工も簡単。
もちろん峻厳な岩場の感じとかを出すのは難しいだろうけど、例えばよく見かけるような平地の断層崖や河岸段丘の感じとか、火山性の地形とか、石灰岩の岩場の感じとかは簡単につくれるし。
本当の石灰岩使ったら硬度が上がりすぎて水草育てられないですしね。

水質面でも、軽石はいろいろな成分比のものがあるから一概には言えないけど、選べば問題ありません。じゃなきゃそもそも底床や濾材に使わないだろうし。
酸性に傾けるものが多いとは聞くけど。

もしモスとか活着させたいなら、多孔質なので擦り込んでおくだけで大丈夫だろうし、簡単に穴を開けたりも出来るので、そこに活着させたい水草を差し込んでおいても良いですよね。
あと、ニューラージパールグラスが知らないうちに「活着」しちゃってました。張り付きながら軽石の壁を下ってた。活着とか言っても張り付いて剥がれないってことじゃないですけどね。
というか殆どなんでも「活着」しちゃいそうですよ。グリーンロタラは根が張り付いて取れないところがあるし。
脆いし多孔質だし、ソイルとそれほど大きく変わらないんでしょうね。
ソイルの粒が根に張り付くタイプの水草なら きっとなんでもくっつきますね。
Ca Mg Fe K なども含まれているし。これら養分の割合は軽石の産地によってかなり変わりますが。
鹿沼土とかは、土とか名前がついているけど軽石だし。

もちろん問題もあって、最大の問題は、浮いちゃうこと。w
浮かなくても水流程度で動いちゃうくらい軽いこと。
でもまーこれはちょっとした工夫で克服できます。

私は、オーブン粘土で 重り 兼 支えになる構造をつくって軽石につけて一緒に焼いているけど、例えば適当な石とかの重りになるものをシリコン樹脂の接着剤とかで付けておけば良いだけだし。
っていうか浮きやすいってのは流木とかだってそうなわけで、そこはみんな工夫しているわけですよね。

あと、ライトグレーとか白とかの色は使いにくいというのもありますね。
汚れも目立ちやすいし。栄養豊富な黒いソイルと合わないし。
私は、水つけて鉄粉撒いて数日放置することで、赤茶っぽい色にしています。ピンナティフィダの自生地の岩のイメージ。
たまに載せている全景写真で、いちばん奥のところが白っぽくて違う石に見えるかもしれませんが、同じものです。この部分が本来の色。
既にコケなどで汚れて少しづつ馴染んできていますけど。
黒いソイルとの合わせですが、表面に黄土色系のソイルを上手く使えば良いのではないかな?とか思っています。
今回の私みたいにウォールにして、その奥に見える土が黒ってやはりおかしいのだけど、表面に黄土色のパウダーサイズのソイルや軽石の粉とかをひくとかすれば一体感も出るはずです。
それとバクテリアが定着して濾材のように機能するということは、例えコケなくても使い込んだ濾材の色にいずれなっていくということでもありますね。こげ茶色。これは趣味の問題ですね。
でも、硝化バクテリア好きなら、あの茶色は悪くないでしょ。
森の土の色と臭い。

それに私としては、いろいろ活着させて結局は見えなくしちゃうつもりです。つまり垂直の土の壁が欲しかったってのに近いですね。
石を主張させるのじゃなくて、地形をつくる道具。

そんなこんなで工夫次第なので、軽石も良いですよって話でした。
いや、見ようによっては理想的なレイアウト材でしょ。

最大の問題は、適当なサイズの軽石を売ってないってことなんだけど。
本当は、もっと背の高いウォールにしたかったんですよね。
適当なサイズの軽石が売ってないのよ。

デメリットの方を考えるとなかなか商材にはしにくいかもしれないですけどね。
わからない人が買っていったら、これ浮くじゃん!!って。

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