2017年5月25日木曜日

ごく薄いソイルの上に植える方法

昨日の写真で一番奥の白っぽい石(軽石)の奥に見えるソイルは、ただ石の窪みにソイルが薄く置いてあるだけです。
で、そこにニューラージパールやグロッソが這ってきて欲しい。
左側の方に植えてあるのがそのうちに這ってくるだろう…
既にグロッソが1本這ってきてはいるけど。

でも、エビや貝がそのあたりをウロウロするだけで、ソイルはどんどん落ちていく。
ソイルが無くなる前になんとか植えられないか?
…なんて考えてたんですが、

昨日、ピンナティフィダの活着にアルミワイヤーを使ったところでひらめきました。
適当な前景草の端切れに、アルミワイヤーを付けて沈めておけば良いわけですね。
2cmくらいにアルミワイヤーを切って、真ん中から折って、前景草を挟む。これを使いたい前景草のサイズで何ヶ所かやるだけ。
これで水草が浮かないでソイルの上に置いておけるわけです。
その上からソイルをパラパラと撒いておく。
ある程度発根してくれれば、根はソイルに付くし。
前景草を沈めた数がある程度あればソイルの粒も落ちにくくなる。
根は石に活着ってほどじゃないにしても少しは張り付くし。

アルミワイヤーの重り

鉛巻きみたいなものですね。

今回はニューラージパールを2本と、グロッソ1本を置いておきました。
たくさん作る気になれるもんじゃないですよね。
ワンポイントここに置きたいって時だけですね。これが使えるのは。

鉛イオンは生物毒で、アルミイオンも若干毒性がありますが、
そもそもアルミは鉛と違ってソイルや軽石にはかなり含まれているわけだし。
軽石やソイルの成分は、元素別に見るとケイ素の化合物が筆頭で、次がアルミニウムの化合物です。

ちなみにアルミイオンの溶出が多い土壌だと、バクテリアなどの繁殖が押さえられ気味になります。植物もアルミイオンは嫌います。濃度が高いと特に根の成長に問題が出やすくなるらしいです。

逆に農業関係者がアルミイオンが少なすぎる状況を嫌うってのもありますよね。そういう状況だと悪玉菌とか質の悪いその他微生物とかの嫌われ者も増えやすくなるからです。

それから、リンと反応して不溶化させてリンの効きが悪くなります。
だから、日本はもともと火山性土壌のところが多くてアルミが多いから、戦後積極的な肥料添加を…リンの添加をするまでは、日本の土って豊かそうな黒い見た目の割に作物をつくるには貧弱な土だったんですよね。

黒ヒゲ対策で、アルミナを使って水中のリンを吸着させるのとかもこのリクツですね。

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