2013年8月31日土曜日

今週の40 循環系の不調

水換えをしていたら、何かがおかしい?なんだろうこの違和感??
プロホースで奥の方を探っていたら、なんと魚の死体が吸い込まれてきた。
うわっ!妊娠中だったグッピーの♀。うちの子が買ってきた魚。
でも、違和感は別に死体を想像してのものじゃなくて...

なにかおかしいと思ってフィルターを開けてみたのだけど、問題なし。
で、閉めようとしたら...
いつものように水が自動的にバンバン入ってこない!
あれれ?

ってことは、もしかして給水口?
スポンジフィルターがついた給水口を外そうとしたら、
みっしりオークロとかの水草が絡んでて、バリバリと水草がちぎれる音。
で、スポンジ取って中を見てみたら、
水草の根と泥でストレーナーの中がいっぱい。

やってしまいました。殆ど循環系停止状態だったんですね。
そりゃー落ちるヤツも出てくるよな。

言い訳をするなら、こういうことが起きにくいように、
給水口の下には大きめの石をおいて、泥とか入りにくいようにはしてたつもりだったんですよね。
でも、ほとんど半年点検してなかったものな〜...。

思い起こしてみれば、この数日、やけにクーラーが動きっぱなしだったんですよね。
水が循環してなきゃそうなりますよね。
数日前に最後のひと詰まりが起きたんでしょう。

最初の違和感は水が動いてないっていう違和感だったんですね。
でも、スグに気が付かなったのは、こっちの水槽はかなり水流の勢いを殺している上に、
排水口は底に近いところに置いているので、わかりづらいんですよ。

折角なので、パイプ類とかも一通り掃除しておきました。

ちなみに☆の♀を見てから、少し焦ってたので、写真とか無しです。

しっかし、グッピーは強いね。
落ちたのは妊娠中の1匹だけ。

死体の状況を見るに落ちてからたいして経ってないって感じだったので、
昨日、水換えしてたら、
というか、もっと前にクーラーがやたらと動いている異常をもう少し重視してれば
こんなことにはならなかったかもしれないのにな〜...
とか考えると、悔やまれます。

今週の60 ヘアーグラス追加とトリミング

60タンク

先日、御殿場あたりの水田でヘアーグラスの群落を発見!アクアリウム以外で始めて自生しているのを見ました。

っていうのは、あまり関係ないのだけど、

また前景がニューパールグラスに覆われつつあったのをカットしてたら下に追いやられたグロッソやキューバが消え去って穴が開いたところとかが出てきたので、そこの穴埋めに、水上葉育成箱のヘアーグラスを入れてみました。1cmくらいずつの束に分けて6ヶ所くらい。

水上葉育成箱は、パッと見の印象ではそれほど沢山ヘアーグラスが生えているようには見えないのだけど、実際に収穫してみるとけっこう採れたよ。まだまだ沢山あるし。

ただ、先日レポートしたように葉やけで痛んだ葉も多くて、放置しておくと 黒ひげさんいらっしゃい になるので、ほんの少しだけ残して殆どの葉っぱはカットしちゃったけど。
ヘアーグラスは根っこが残ってれば葉っぱはカットしちゃっても大丈夫だからね。いずれ水上葉はカットしなきゃならないし。
もちろん、水上葉をカットしないほうが水中葉の展開も早くなるとは思うけど、黒ひげさんはイヤだから。

写真は、まだ葉っぱをカットする前ですね。まだ枯れた葉や日照りで焼けて枯れたグロッソとかも一緒に入っちゃってます。
この後ヘアーグラスのカットと一緒に取り除いておきました。

ヘアーグラス 水上葉

これまで水上葉育成箱から入れるとしたらグロッソだったのだけど、今回はヘアーグラスにしたのは、
この水槽は時間が経つごとに、グロッソなどよりヘアーグラス優勢になってきているから、どうせならより元気でいてくれるヘアーグラスをまだあまり生えてきていないところに追加してみようってこと。

あとは、水面まで伸びちゃってた左側のロタラをトリミングと少し差戻し。
最近追加で入れたまだチビチビのハナビの隠れ家になっているので、かなり控えめに伐採。
新入りのハナビは、いつもは隠れているけど、エサの時は(ミジンコとかじゃなくてフレークのエサでも)前の方に出てくるようになりました。順調!まだ色は出てきてないけど。

それから全体の写真ですけど、やっとカメラの使い方を覚えて、色修正なしになってます。これまでオートで撮ってたのだけど、そうするとやたらと黄色くなっちゃって、後でホワイトバランス修正してたのだけど、今回は安物のデジカメにホワイトバランスを取る機能を発見。
水槽内に白いプラ版を入れて、ホワイトバランスを取りなおしたら、殆ど後修正しなくても印象として自然な画が取れました。露出だけはちょっとあげて明るくしたけど。

2013年8月28日水曜日

ヤマトのその後

そういえばレポートしてなかったなと思って。
問題が起きると忘れずに書くけど、問題なしに過ぎ去ると忘れちゃいがち。

夜間エアレするようになって約1ヶ月強。
ヤマトは落ちなくなりました。まったく。
ミナミの数も前より増えている印象。

結局、ヤマトがポツポツと落ちていくって問題は、
エアレで解決したってことですね。

なぜエアレをしていなかった以前の水槽や40の方ではエビの問題が起きなかったのか?起きていないのか?
ってのは、分からずじまい。
…40の酸素濃度なども同じくらい測定してみれば良いのだけどね。もういいやと。

トリミングすると殆ど必ず出てた油膜や微かな腐敗臭も出なくなりましたね。
…もちろんエアレすれば油膜を粉砕・沈降させる、臭気を取る効果があるのは当たり前だけど。

2013年8月26日月曜日

グリーンロタラ

グリーンロタラは、日本にも自生するロタラ・ロトンディフォリアの地域変種。日本原産。
和名は、キカシグサ。
当然、屋外のスイレン鉢で越冬できます。
薄紫色のちいさな花が咲くのは秋口ですね。

ロタラ

グリーンロタラは、水草水槽ではかなりポピュラーなものですね。
でも、私はこれに特別な思い入れがあります。
何故かというと、アクアリウム始めて最初のころ「なんだかうまく行かないな~」って状況を、いっきに改善してくれたのが、こいつ、グリーンロタラだから。
やっぱりこの手の有茎草の成長力は、よく分からないながらに始めちゃった人には救世主というか、水中の養分コントロールを容易にしてくれるんですよね。
ロタラは特別育てるのも簡単だしね。
カットして、カットした分を差戻しして増やしていくほど、(初心者にとっての、コケ地獄から脱するという意味での)水槽のコントロールが簡単になる。

■まずはレイアウト面について。

グリーンロタラは、その気になれば、それだけで前景・中景・後景をつくれる万能水草。
緑も明るく鮮やかで美しいし、気泡もよく付ける。

うちにはロタラインディカとグリーンロタラがある。
色を除けば両者は殆ど違いがわからないくらいよく似ているけど、実際に育てると、相当性格が異なっている。

ロタラインディカが、光量に関係なく殆ど真っ直ぐ立ち上がっていっちゃうのに対して、
グリーンロタラは、光量*、肥料分があって周囲が開いていると殆ど横に伸びていく。
開けた場所に寝かせて植えれば殆ど匍匐していく。
横に伸び始めると、殆ど節ごとに脇芽を出していく。
節ごとに根も出していく。
*以前にも照明のところとかで説明してますが、散乱光が充分に含まれる光じゃないとあまり匍匐しません。つまり蛍光灯とか、乳白色のカバーがついたLEDとかそういう種類の照明で、光量がある程度以上ある場合ってことですね。


なので、最初にグリーンロタラを買って、新しい水槽に入れるなら(ある程度光量があればだけど)寝かせて植えちゃうと、どんどん増えていきます。
インディカは寝かせてもすぐに立ち上がっちゃうけど。

基本的にかなり強いので、例えば、水中葉で20センチくらいのを買ってきたら、半分にカット、2本にして植えても大丈夫。
10本買って20本にして、全部、斜めに差し込んで植えるとか。
そうすればどんどん増えちゃいますね。
水上葉で買ってきた場合は、水中葉転換にエネルギー使うので、あまり短く切り刻まない方が良いですけど。

匍匐させれば前景、斜めに伸ばせば中景、立ち上がらせれば後景に使える。
もちろん、そんな感じで使ったことはないけど。リクツとしてはあり得ますよね。

インディカと混ぜて植えると、殆ど必ずインディカの方が成長が速い。
なので、トリミング、差戻しを繰り返していると、いつの間にかインディカばっかりになっちゃったりするんですよね。
時々、かなり意識的にインディカを捨ててグリーンロタラを優先するようにしないとね。
混ぜて植えたりしないで、後ろの方をインディカ、前の方をグリーンにすれば良いのだろうね。うちは成り行き・デタラメに差戻ししちゃってますけど。...やっぱり今後は気をつけよう。

どんどん伸びるのでマメなトリミングは欠かせない。
トリミングをすると脇芽を出して枝分かれしてボリューム感が増していく。
カットする時は、あまり根元の方からやると、ロタラの林全体がみっしり詰まって水流が悪くなっちゃうので、適度な高さでカットしたほうがいい。そうすれば、底の方・林の中の方はスカスカで水がよく動いて、外から見ると密度がある感じになるので。
差戻しもあまり過度に密度を付けないほうがいいですよ。
みっしり植えちゃうと、水が動かなくなって具合が悪いですから。

■育成環境などについて

弱酸性~弱アルカリ、軟水~硬水、詰まって泥化した底床から、新しいソイル、砂礫まで、水質や底床の状態の適応幅はかなり広めで、ある程度の肥料分とちょっとでもCO2入っていれば育成に苦労することは殆ど無いはず。

ハイグロなどと同じく成長力があって肥料分の葉面吸収の割合が多い水草なので、水草水槽のセット初期にはものすごく適してますよね。
水草水槽の立ち上げをしっぱいしないコツは何かって聞かれたら、ロタラを山のように大量に植えることって言っておいてもそれほど間違いってことはないでしょー。
セット初期のソイルから滲みだす栄養分を吸いまくってくれるので。
本当に大量に植えれば、硝化バクテリアが充分に増えてなくても、こいつらがアンモニウムを吸っちゃうので大丈夫なんじゃないかな??…って保証はしないけど。
うちの60水槽はいきなり立ち上げから水質良好だったけど、これはロタラの量が無関係だったとは思えない。…もちろん前の水槽からできるだけバクテリアを引き継ぐいろいろな工夫もしているけど。
ちなみに本当に成長力・水中の栄養分を吸い取る力を期待するなら、グリーンロタラよりもロタラ ロトンディフォリアの方が遥かに強力らしいです。私は育てたことがないけど。

長期的に維持していると成長力は落ちてくるけど、葉面吸収の割合が多いので、底床をいじらなくてもエサの量(窒素供給)や液肥(カリウムなど)とかでコントロールしていくことも可能。

トリミングを繰り返して下のほうの葉がすっかりなくなって弱ってきたら、根本からカットして差戻ししたほうが良いですね。

泥化した底床でも大丈夫って書いたし、そもそも水田雑草扱いされてきた水草だけど、底床が泥化してくると若干調子は落ちますね。
水中の栄養がしっかりしていれば、パッと見の調子は悪くなさそうに見えるのだけど、根元のほうが貧弱になってきます。
軽く引っ張っただけでスグに抜けるようになっちゃったりね。
もともと根張りがそれほど良い水草じゃないのだけど、新しいソイルに植えてちゃんと根が張ってる時は、軽く引っ張ったくらいじゃ抜けないですから。
このあたりは、もともと水田雑草扱いされてたものでも、泥化したほうが調子が良さそうに見えるヘアーグラスやブリクサなどとかとは大違いです。
もっともスイレン鉢のロタラは、底がビッチリ粘土なんだけど、根張りも悪くないんですよね。
なにの違いかな??


2013年8月25日日曜日

ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプを沸かせる

昨日、ハナビを誘い出すのに冷凍ミジンコを使ったっていうことを書きましたが、
今日はブラインシュリンプ!活きエサのごちそう!

ブラインシュリンプを湧かせるのって面倒ですよね。
かなり以前に数回やってみて、もうウンザリだったんですが、
当時はネットに書いてあることを真に受けてエアレしたりしてかなり面倒だったので
続かなかったんだけど。

「要するに酸素があればいいんでしょ!あと強い光と」ってことで、
薄いプラスティックトレーに...この写真はピスタチオが入ってたトレーですね...
肉のトレーでも魚のトレーでもなんでもいいんですけど、とにかく薄くて広いトレーに
塩水を薄く張って、パラパラとブラインの耐久卵を撒いて、
外に出して24時間待つ。
これだけでちゃんと湧きます。
コツは卵を少なめに入れること。
��写真はかなり入れ過ぎ。パラっと入れるつもりがドボっと出ちゃった。)
沢山取りたければ、それだけでかいトレーを用意するだけ。

これを暗い部屋に持って行って、隅にライトを当てておくと、
光に集まってくるので、それをスポイトで採集する。
だから、トレーは透明のものがいいですよね。
ライトは、iPhoneのライト(フラッシュ)を点灯させ続けるアプリを使ってます。
トレーの角にライトを当て続けるとかなり高濃度に密集するので、
スポイトで集めたものを、脱塩とか面倒なことはしないで、
そのまま塩水と一緒に水槽に入れちゃいます。

もちろん回数やってればかなりの塩が入ることになるので、
脱塩するにこしたことはないですけど。
たまにちょっと、活き餌のご褒美って感じで、やるくらいなら問題なし。

簡単です!お試しあれ。

でもさー、前々から時々書いているけど、
どこかのメーカーが、アルテミアじゃなくて、ミジンコの耐久卵を安く大量に生産してくれると良いのにね。
そうすれば、卵を水槽にばらまくだけで良いのだから。
本当にどこかやってくれないかな〜。

水上葉育成箱 葉焼けの惨状

水上葉 葉焼け

これまでテキストでレポートしてただけだけど、いちおう写真も載せておきます。
斜め左下半分のグロッソが殆ど枯れてますよね。
分かりにくいかもしれないけどヘアーグラスとかも葉やけしている。

トリプルパンチでこうなりました。
1.強い日差しと高温
2.旅行中に水を切らせた
3.エアコンの室外機の温風が当たる
...普段は当たらない...当たらない場所に置いたつもりだったのだけど、
最近気がついたのだけど、うちの奥さんがベランダに布団を干すと温風が当たってしまう。

よく見ると、パールグラスの系統だけは、高温にも負けずに元気です。
やられているのはグロッソとヘアーグラス。

斜め右上半分とかが疎らなのは成長が悪いからではなくて、
使えるところを切りだしちゃったりして人にあげたりしたところに新しいのが生えてきている途中だから。

それから菌根菌の定着だけど、これは抜き出してみてみてもよく分からないですね。
庭の草木を抜いた時に付いている菌糸みたいな分かりやすさはないです。
濡れてるしね。
付いているのか居ないのか??

この水上葉育成箱は、いろいろと学ばせてもらった。
このあとは当分もう放置でいくつもり。

もともとこれは、水槽をリセットする時に必要な前景用の水草を必要な時に必要なだけ揃えられるようにってことでやってきたのだけど、
条件揃えれば、1ヶ月で箱いっぱいには出来る ...春先から初夏なら。
ってことが分かったのが成果ですね。

なので、テストするとしたら、冬場、簡単な温室にするだけで...上にラップ張るとかするだけで、どこまで育てられるかとか、外で冬越しさせて来年はどうなるかとか...。

子牛に乗ったヤマトヌマエビ

うちののシュライヒコレクションをちょっと拝借しておアソビ。

60タンク+子牛

子牛に乗ったヤマトヌマエビ

いつもとカメラが違うのだけど...色悪いな〜。
それもちょっとアジって感じもするけど。

こういうことするなら、やっぱりフチ子さんも欲しくなるよな。
最近、水槽につけてる人の写真をたまに見かけるし。
水槽のフチ子さん。

2013年8月24日土曜日

ハナビ やっと全匹確認

ハナビ

やっと撮れた。
こんなにちっちゃいんですよ。入れたばっかりのヤツは。
ハナビらしい色がまったく出てないですね。

夕方、スポイトでミジンコを少しずつ撒いて誘う作戦で、やっと5匹全部確認できました。
1匹を除いてロタラの林から出てこないんですよね。

こいつらもあと2ヶ月もすれば鮮やかな色彩を纏った完全な大人になってくれるはずです。

今週の40

40タンク

タイガーロータスが浮葉をけっこう出してきちゃいました。いま4つ。
肥料が切れてきたのか葉が小さいから、後ろの方に寄せたりしているだけで放置してますけど、あまり浮葉が増えるようならまたカットしなきゃ。

それにしても全体的に荒れ放題。
前のトリミングしたのはいつだっけ?

今週の60 窒素不足に悩む

60タンク

相変わらず緑藻も殆ど出ない。
左側のロタラはトリミングしたのはもう2週間以上前だと思うけど、未だにこんな感じ。
ロタラはまだ良くて、底床から養分取るのは、一部のスポット的に埋め込んだアクアフローラを捉えたやつとか…例えば右側のブリクサとか…を除けば、コントロール不能にあちこちから出てきて困ってたピグミーチェーンサジタリアでさえ元気なくして黄色い葉になるのまで出てくる始末。グロッソの葉も小さくて厚み無いし。

けっこう追肥しているつもりなんだけどね。
それに最近は意識的に、例えばアカムシとかのエサを若干多めに入れているし。

やっぱり次にリセットする時は、腐葉土とかもしっかり仕込んじゃおうかな。
どうしても出だしでコケまみれになるのが怖くて、躊躇しちゃうのだけど、やっぱり底床の栄養分があまりに持たなさ過ぎる。
底床ももっと厚みつけて…パミス+腐葉土などだけで5cmくらい敷こうかな。さらにソイルって感じで。

今回のこの水槽があらためて教えてくれてるのは、世間に溢れる窒素過剰恐怖症の人たちが言うことみたいなのは、やっぱり水草の量が多い水槽には当てはまらないっていうことですよね。
硝化バクテリアだって、きっと本当はたいした量居ないのだろうね。ほんのちょっとでニッチいっぱいかも。
だって、弱酸性なんだから、アンモニアは即座にアンモニウムイオンになるわけだし、アンモニウムは水草が殆ど使っちゃてる可能性さえあるのじゃないかと。水草と硝化バクテリアがアンモニウムを奪い合う状態。
フィルターだって、水流をつくるモーターの強さを除けば、濾過材の量自体は1/3くらいでも良いのじゃないかとかね。実際、濾材は、ほんのちょっとしか汚れないもの。
とかとか…あくまでこれは、ずっと先の次の立ち上げの時のための考えってことだけど。

でも、もしかしたら、本当に窒素の供給不足が根本的な問題なのか?ってのも確信が持てない。どうも根も弱り気味っていう印象だから…これは水草の種類にもよるけど…例えばヘアーグラスとかの根は元気だけど、グロッソの根は貧弱になりつつあるとか…底床が徐々に詰まってきていることとかがもっと元にある問題なのかもしれない。(?)
ソイルの崩壊はそれほど進んでいないけど、いろいろ詰まってきているのは確か。
やっぱり、次回はもっとパミス層を厚くしよう。

前面に張って底床部分を隠してたアルミは、あれから剥がしっぱなしにしてます。
写真だと暗くて分かりにくいかもしれないけど、藍藻が底のほうでたっぷり出てきてパミスとか緑色になっているのだけど、ラムズホーンの数が増えてきたので、藍藻が上にはあがって来そうもない…ラムが舐めちゃうので、もういいやと。
ただ前景草がガラス面に押し付けられるように生えないようにはしています。前縁部はとにかくマメにカット。ラムが入り込めないところがあると、そこから藍藻があがってくるので。

新しく追加で入れたハナビは相変わらず出てこないですね。
やたらと冒険心がある1匹だけはものすごく小さいくせにいつも前の方に出てくるけど、それ以外のヤツはやっぱり出てこない。
何匹生存しているのか全く分からない。
なので、どうしても確認したくなって、冷凍ミジンコをスポイトで連中が潜んでそうなところの上で撒いてみたら、エサに釣られて出てきてくれて4匹までは確認できました。おそらく落ちてないですね。
前回同様1ヶ月は気をもみ続けるのだろうね~。...先輩たちがいるから、つられて出てくるのが少しは早くなるかもしれないけど。
ハナビはコイ科だし一旦定着しちゃえば極めて強いのだけど、最初が問題なんですよね。チビチビだから。

そうそう、このところ新たに入れてた水草についても。
ベトナムゴマノハグサもニューラージパールグラスも60に入ってるのは、ダメにはなってはいないけど、調子が良いとは言いがたいですね。
ニューラージパールグラスなんて、ちょっとだけ40の方にも入れてみたんですけど、ろくにライトが当たらないところで、しかもウォーターローンの間を元気に縫って這っていってるのに。
こいつは本当によく這いますね。
でも、60の方がダメなんですよね〜。
とにかく成長が遅い。水上葉は枯れ始めているのに、水中葉がちょっとしか展開していない。根張りも悪い。もう2週間経ってるのに。

60は40に比べて相変化が…ライフサイクルの進行がかなり速いですね。
元気な水草がどんどん移り変わっていく。
次々に相変化を起こしていくのは、実はやっぱり楽しいのだけど、結局は水槽の寿命が短くなるってことですよね。
高回転でコケ無しで、その上、寿命も長い水槽をつくりたいものです。

2013年8月22日木曜日

ハナビが出てこない

昨日買ってきた追加のハナビ5匹だけど、1日経って夕方覗いたら、
以前から居る派手な色になっているのは別にして、
昨日買ってきたまだ色が出てないのが1匹しか見えない。
散々観察してたら3匹までは同時に確認できたけど...
どうしても落ちちゃったんじゃないかってことが脳裏を過ってしまう。

もっとも前回入れた時もそうで、しばらく水草の茂みの奥の方に居たみたいで、いっくら見てても出てこなくて落ちたんじゃないかって心配したのだけどね。
今回もそうなのだとは思うけど、やっぱり心配。

前回は、入れた数だけ揃って確認できたのって、かなり...数週間経ってからだったはず。
曖昧な記憶だけど。

2013年8月21日水曜日

水合わせとGH

先日の思いもよらぬハナビの繁殖確認で、嬉しくなっちゃって、もっと増やしてやれってハナビ買ってきちゃいました。
というか、そんなこと全く考えてなかったのだけど、なんとなくショップ見てて、5匹1000円だったので、つい衝動的に買ってきてしまった…。魚も調子良さそうだったし。

で、水合わせですが、みなさんどうしてますか?
ってことで、私の場合の水合わせの仕方。

1.水槽の水のGHを予め測っておく。
2.エアコンで水槽がある部屋をおおよそ水温程度の室温にしておく。
3.買ってきたビニール袋毎水槽に入れて温度を合わせる。長くて30分。
4.袋を切って中の水と魚をプラケに入れる。
5.ショップから持ち帰った水のGHを計る。
6.点滴式の水合わせキット使って水合わせ。

水槽の水とショップから持ち帰った水のGHを比べて、
GHの値が近いかショップの水の方がGHが低めで極端な差がなければ、せいぜい30分くらいで水合わせを完了するくらいの速度でやっちゃう。…点滴とは言えないくらいボタボタ入れる感じですね。

逆なら、もう少し長めに時間をかけてやる。最大で2時間くらい。
1時間超える時は、水を掬ってジャーって落としたりして酸素供給も少しは意識する。

って感じです。

ちなみにpHは無視です。
pHは参考にならないとは思ってないですけど、pHが同じでもその原因はいろいろだし、水槽の中だって、自然界の湖沼だって、1日に相当変動するわけじゃないですか。だから、水質の本質はpHじゃ捉えられないって思っているので。
GHだけは計るのは、魚の水質変化のストレスは、主に・最も重要なのは温度と浸透圧変化だと思ってるから。
もちろん、GHで浸透圧は測れないけど、おおよその目安にはなるしね。
でもっていろいろな事例とか見てると、浸透圧高めの(≒GH高めの)水から低めの水に移すほうが、ストレスは遥かに大きくなるらしいので、
だいたい同じGHか水槽の水のほうがちょっとGH高めってくらいならいい加減に、そうじゃないなら少しは丁寧に水合わせをやるってわけです。

ちいさなプラケにそれなりの数の魚を入れておくと、酸素濃度の低下も早くなりますよね。なので、時間掛けるのが良いとも思えないしね。
室温をおおよそ合わせてたって、時間描ければ水温は差が大きくなっていくし。
時間掛ければ良いとも思えないし。
…エアレとかいろいろ大掛かりにやるなら別だけど。

ちなみに今回は、うちの水槽がGH3、ショップの水が3でした。
なので、かなり簡単に水合わせを済ませちゃった。

うちの水槽、だいたい普段はGH5〜6なんだけどね。
先日、ピートモス交換したばっかりだから、そのせいだね。

それから、ハナビは、中性〜弱アルカリが適当みたいに書いているところが多いので、ショップの水槽の硬度も高めなんじゃないかって思ってたんですけど、そうでもなかったですね。
底が大磯じゃなくてソイルだったし。

よく「私はいつも温度合わせてドボンです」っていう人いるじゃないですか?あれはきっと少なくともショップの水と水槽の水の浸透圧差が少ないんじゃないかと思ってるんですよね。

そうそう、水合わせと言えば、水換えも考え方には共通するところがありますよね。
もし私の考え方が正しいのであれば、水槽の水より、水道の水(換えて入れる水)の方がかなりGHが低いのだとしたら、あまりザバザバと...バケツから直にドバドバと入れたりしない方が良いですよね。けっこう時間を掛けたほうが良いかも。

ちなみに、うちの水道水のGHは4なので、あまり神経質にはやってません。

水換えの時に出る気泡は、水道水に含まれる二酸化炭素の効果もあるけど、浸透圧が急激に変化するので水草や水草の表面についてコケの細胞が壊されて出てくるものだ...みたいな説があるじゃないですか。
この説が正しいのか否かは私としては評価不能なのだけど...かなり違う水質の水槽に水草移した時に気泡って出たっけ??とも思うのだけど...、
とにかくこの説を仮にいったん信じたとしたら、水換えで気泡が沢山でるってことは、浸透圧差が大きい=あまり良くないよってことですよね。
浸透圧を、仮にGHを水槽と揃えた水で水換えしても、やっぱり気泡がたくさん出るなら、この説自体がほぼ否定されるけどね。

もっとも水草も浸透圧差がかなりの負担になることだけは確か。脱水も水ぶくれも起こす。
だから、センシティブな水草を扱うなら、水合わせした方が...徐々に慣らした方が良いはずなんだよね。
そんな人いないと思うけど。
植物の細胞は細胞壁を持っている分だけ動物よりは強いけど。

2013年8月18日日曜日

ラムズホーン

ラムズホーンも飼い始めてから少しは時間が経って何世代か飼育できているので、ちょっとまとめてみます。

但し、色形の良いラムズホーンを狙って育てるような人向けではなくて、あくまでも水草水槽に入れて、コケ取り、残餌や枯葉の分解…といった目的で飼う観点でですけど。

ブルーラムズホーン

別名インドヒラマキガイ。
レッドラムズホーンなどの色が流通名に付いたのは、アルビノとか色素が欠落することで特定の色が出たものですね。他にブルーとかピンクとか。
ちなみに、アルビノが赤になる理由は、彼らはヘモグロビンを持っているからですね。

ヒラマキガイは、有肺類で、空気呼吸が可能なのだけど、ラムズホーンは水槽から這い出したりはしないです。
肺を浸かって浮力を調節して、垂直上昇・下降、水面直下を這う(泳ぐ?)といったことが可能です。

まず鑑賞面ですけど、(環境にもよるのかもしれないけど、少なくともうちでは)ライトの点灯中はあまり派手な行動はしないです。ガラス面とかを這うことも殆ど無いですね。…コケが無いってのもありますが。
水草の影に隠れていることが多いです。
消灯すると目立つところに出てきて、葉の上やガラス面など至るところに出没します。
枯れ葉が水面に浮いていると、枯葉に付いて水面にいることもあるし。

ちなみに60の方は上記のとおりですけど、40の方はライト点灯中にガラス面を這っていることもあります。
40の方がライトの光量が少ないとか、タイガーロータスの葉とかで影になっているところが多いとか、そんなようなことが関係しているのかもしれません。

レッドラムズの派手な色は、水草水槽にはあまり合わないのじゃないかとは思いますけど、ブルーラムズは、白っぽかったり黒っぽかったりして…もちろん綺麗な青になるヤツもいますけど、基本的に地味で自然な印象なので、私は嫌いじゃないです。

増え過ぎを心配する人もいるでしょうけど、弱酸性で硬度低め、エサの投入量とかも控えめなら爆発的に増えてしまうこともないと思います。
弱酸性だと(うちは6.5くらい)、スグに殻が白っぽく傷んできてあまり大きくなれないっていう印象です。
うちでも、マジメに数えたら、きっと数十匹…かなりの数が居るとは思うのですけど、殆どは数ミリの稚貝ですし、(特にライト点灯時は)前景草の中に隠れているので目立つこともありません。
雌雄同体で、2匹いればどんどん繁殖していきます。しょちゅう2匹が絡んでいるのを見かけます。しかも稚貝を見かけたと思ったら1ヶ月も掛からないで大きくなって子作り始めてたりするし。
つまりどんどん生まれて、どんどん成長するけど、最終的にどれだけの数が生き残る環境なのか?どこまで大きく成長するのかが問題だってことですね。
中性以上のpHで硬度が(カルシウムが)あってエサが豊富だと爆発的に増えるということもあるのかもしれません。

卵は殆ど見かけませんね。どこに生んでいるのだろう?
ガラス面などの目立つところにベットリなんてのは、画像検索するとけっこう出てくるけど、私は見たことがないです。

次にコケ取り能力ですけど、固いのは殆ど食べないとおもったほうが良いです。黒ヒゲ、固くてツンツンした緑藻、斑点状に固着する緑藻…こういうのは食べていないようです。
珪藻、柔らかい緑藻、藍藻などは食べているようです。

水草の食害は、あるようには見えないですね。溶けかけの枯葉を食べるくらいです。水草を食べ散らかすみたいなことを書いているところもあるけど、少なくともウチではそうは見えないのだけど…。

一般に黒ヒゲとかもバリバリ食べる貝ってのは、水草もバリバリ食べますね。
コケや溶けかけの葉やデトリタスを優先して食べるような貝は、水草の食害も無いけど、食べてくれるコケも限られている。
ラムは後者ということですね。
安心だけど、あまりコケ取りに期待もできないということです。

私としては、ブルーラムは見た目も嫌いじゃないし、
残餌や枯葉の分解者として、藍藻を食べてくれる…藍藻が底床の上にあがってくるのを予防してくれるものとして、けっこう気に入っています。

そうそう、ラムの殻が滑らかな色をしているのか?それともシマシマになってしまっているのか?ってのは、水質管理の指標になると思っています。
水質変動が大きければ、殻がシマシマになるし、少なければ滑らかな殻になりますよね。年輪みたいなものですか。

ハナビが増えた??

子供の夏休みの宿題で、何でも良いから動物を1種類調べてレポートしろ っていうのがあって、
子供がハナビについて調べてたので、手伝ってあげてた。

それで、本当に久々にハナビをやたらと良く観察していて、
ふと気づいたら、どう数えても1匹多いんですよ。

繁殖しちゃったの?気が付かないうちに??
って、よく見ると、他より小さめのが1匹。
でも、しっかり大人なんですけどね。よく発色してて。

稚魚らしい姿を一度も目撃していなかったから、
私自身が信じられないんですけどね。繁殖したって。
ずっと隠れていたってこと??

なんか信じられない。実感湧かない。
実は、最初に入れた数を間違えて覚えてました...なんてことはないよな〜〜

今週の60の写真 と イニシャルスティックについての補足

60タンク

前の記事で書いたけど、いちおう写真をアップ。
殆ど前週と変化ないですね。ちょっといろいろ成長しているくらい。

違うといえば、並べて比べないと分かりにくいかもしれないけど、先週のクリアな水と比べて、ちょっと水が煙ってます。
なんでかと言うと、イニシャルスティックを指先でひとつかみしてばら撒いちゃったから。
埋めるのめんどくさくて。

そういえば、「イニシャルスティックの使い方」っていう記事はわりかし読まれているので、
「私、世間の常識と激しくズレたこと書いてたりしないかな」ってちょっと検索してみたことあるんですよね。

そうしたら、「イニシャルスティックはカリの塊だから、あげ過ぎるとカリ過剰症が...」みたいなことが書かれてたりするのを見つけてしまった。
確かに、N:P:Kは1:0:25だけど、だからと言って、カリばっかりじゃーないですよ。
だって草木灰なんだから。
「クリプトも1:0:25だから同じ成分。同じ成分ならよく効くクリプトが正解」とか書いてる人もいるけど、それは違うって!
NPKの構成比が同じってだけであって、その他の成分の構成比は違うに決まってるじゃん
。どう見たってクリプトは化学合成肥料なんだから、そりゃー即効性はあるから効きが分かりやすいでしょうよ。でも、その即効性が問題なんだって。

ちなみにカリ自体の過剰症って目立ったものはないのだけど(いや実は取り過ぎるとNの利用効率が...とかはあるのだけど、主だった問題としては)、マグネシウムやカルシウム、鉄の吸収が阻害されちゃって、これらの欠乏症として出てくるわけですね。
で、イニシャルスティックは、「鉄分をはじめとする、水草に必要な栄養素を...」って書いてある通り、マグネシウムやカルシウム、鉄やマンガン...もバランスよく含んでいるハズなんですよ。
草木灰なんだから。
そりゃ原料によって構成比は変わるけど、かなり含まれていないわけがない。
やたらとあげすぎれば問題だけど、カリウム溶液をあげてるのとは違いますよと、言っておきたい。

でも、ばら撒いちゃーダメだよね。
即座にpH、硬度上がってくるし、水は煙るし。
でも、底がソイル剥きだしで、フィルターへのバクテリアの定着も貧弱だと、いつまでも煙るけど、
みっしり前景草が覆ってて、硝化バクテリアも充分に居れば、1日経たずに水は透き通るけどね。

いちおう、カリの過剰(≒マグネシウム、カルシウム、鉄の欠乏)の症例を書いておくと、
・下葉の黄化・白化 ... 葉脈には緑が残る
・成長点の縮れ
・細根が減り根が太くなる・根腐れが起きやすくなる
...などですね。

ちなみにこういう症状は、できるだけ総合的に判断するようにしましょう。
一部の症例と合っているからカリ過剰だ!とか単純に決め付けるのは危険です。
例えば、下葉の黄化とかは、窒素不足などでも起きます。

2013年8月17日土曜日

旅行から帰ってきて(まとめて「今週の」)

旅行中…と言ってもたった3日半だけど、心配だったよ。
オートフィーダーとかセットしないで出かけたことじゃなくて、
閉め切った部屋でちゃんとクーラーが機能しているかってことが。
昨夏も何度かやってるけど、今年の暑さはちょっとスゴイから。
60の方は、ZC-100が付いてて、普段もたまに短時間稼働、かなりの時間の休止を繰り返している状況だったから問題無いと思っていたけど、
部屋のエアコンを切ってたりすると動きっぱなしになる40のクールタワーの方がちょっと心配だった。
結果的にはまるで問題なかったように見える。

スイレン鉢は、かなり水位が低下。
あと、水上葉育成箱も、完全に干上がってた上に、日が当たりやすいところのグロッソはかなりの葉焼けでダメっぽい感じ。
もちろん今の始まったことではなくて暑くなり始めてからそういう傾向はあったのだけど、水切れが効いて状況が悪化したみたい。
でも、グロッソは葉やけしてたのに、パールグラス系は元気だったりして。
暑さへの強さが違うのかも。グロッソは温帯植物だものね。

水槽2つは1/4水換え。
60は、エーハイトーフペレット(ピートモス)も1ヶ月ぶりに交換。
あと、前景をトリミングして、肥料を突っ込んでおいた。
スイレン鉢と水上葉育成箱に水を入れて終わり。


2013年8月12日月曜日

タイガーロータス

夜咲睡蓮、エジプトスイレン、ナイルの花嫁、ニンファーロータス、タイガーリリー、エジプシャン ホワイト ウォーターリリー… ...。

名前の通り、アフリカ原産。エジプトの国花ですね。

エジプト神話では、世界は夜咲睡蓮から生まれたとされる。
催淫性あるいは幻覚性の効果があると信じられていて、媚薬の材料にもされた…
その他様々な薬効が期待されて各種のクスリに使われたり、食材、儀式用に使われて...
クレオパトラが最も好んで大量に使ったのは、スイレンから抽出した香料で...
ニンファー(ニムファ)は、ギリシャ神話の水の女神のこと。ロータスは、ロートス…食べると生きる苦しみを忘れて夢を見られる植物のこと。
ロータスといったら今ではまずはハスを指すけど、もともとはタイガーロータスのことを指した。
とかとか…
神話絡みとかの面白い話が沢山ある水草ですね。
適当に調べてみて下さい。

ちなみにスイレンをハスと区別して(ウォーター)リリーって言うのは主に北米ですね。
欧州は、ハスとスイレンのどちらもロータス。ちゃんと区別してないです。

40タンク

スイレンは当然ですが、「水没にも耐えられる」という類の水草ではなくて、「水上では生きられない」タイプの、少なくとも根は常に水に浸かってないといけない水草ですから、水中適応度が極めて高くて、極めて幅広い水質に適応しますし、CO2添加もあったほうが良いけど、無いとどうにもならないということもないという強さがあります。
底床も一定の栄養があれば幅広く適応しますけど、水中適応度が高い水草によくあるように、基本的には泥が好きです。
もう通水性も何もない。指もさせないくらいビッシリ粘土…みたいな底床でも…の方が元気に育ちます。
ニムファやサジタリアなんかは、大抵そうですよね。

ちなみに、スイレン用の肥料を水槽内で使ってる人をたまにネット上で見かけますけど、とんでもないことです!止めたほうが良いです。
なぜかというと、スイレンは屋外だと粘土化したような泥で育てるのが基本なので、水中への養分流出をあまり意識しなくて良いんです。
フツーはね。でも、ソイルのような通水性が高い底床でそんなもの使ったらどうなるか…って分かりますよね。
私は、スイレン鉢では、フツーの園芸用の肥料を使っちゃってます。粘土質の底床にしっかり押し込んで上も土で覆っちゃえば、いっきに肥料分が水中に流出したりしないからですね。
でも、水槽の中では、それではヤバイのでアクアフローラのような水槽用のものを使います。肥料の溶出がコントロールされているものですね。

ただ、ここがちょっとむずかしいところで、タイガーロータスは肥料分豊富な底床が好きなんですが、だからと言って気持ちよくあげちゃうと、バカでかくなるわけですね。
60cm水槽いっぱいにタイガーロータス一株のために使っても狭いっていうくらいに。
だからまー、肥料分は、チョビっとあれば良いのですよ。
とにかく大きくさせないようにしないと。

その大きさもそうですけど、基本的には水草水槽用としては使いにくいものですよね。特にレッドタイプはやたらと派手だし。
少し葉が大きくなって光を遮りはじめると、下草はダメになっちゃうしね。

でも、レイアウトには使いにくいけど、その蝋を塗り込めたように艶々した赤い葉。裏葉にビッシリと付く大量の気泡。
それはそれは美しいです。うっとり。

タイガーロータス

大きくさせないという点では、もうひとつ重要なことが。
それは、さっきCO2添加無しでも大丈夫と書きましたが、それと矛盾するようですけど、水槽の中で水景の一部としてタイガーロータスを使うには、CO2添加は必須です。
何故かというと、暗くてCO2が少ないと、簡単に浮葉を出しちゃうんですよ。そりゃー浮葉を出せば、気中からCO2取り放題ですからね。つまり、CO2を入れないで放置すると、水面を覆って、水槽の中を真っ暗にしちゃうんです。
浮葉は出ても切っちゃえば良いのですけど、CO2無しで育ててて、浮葉をバシバシ切っていると、そのうち弱っちゃいますよね。
だから、結局のところ水草水槽で使うには、事実上CO2必須なんです。

タイガーロータス浮葉

つまり、フツーに水槽で育てるには、基本は、チョビっと底床肥料、適切な光量、CO2添加ですね。

-- 追記
いま、いろいろ見てたら、強い光を当てるほど浮葉を出しやすい...って書いてるところもありますね。うーん、分からない。うちでは、底まで光が行かなくなると浮葉が出やすかったんですけど...。
追記 終わり --

浮葉が出ても良い、水中は暗くて良いという人なら、最初から粘土質の底床で、肥料もたっぷりやって、浮葉も出して…ってやっていれば、キレイな花も見れるし、それはそれでアリですよね。大アリ。
ショップでは、芋付きと芋なしが売っていますよね。

私は、芋付きは買ったことがないのだけど、芋付きの方が水槽環境により確実に適応してくれるんじゃないでしょうか。
葉が溶けても、水質に適応したのをまた出す余力があるはずだから。
ある程度の環境があれば、芋なしでも全く問題無いと思いますけど。

タイガーロータスの生命力にビックリしたのが、60水槽をセットした時に、前の水槽でランナーで出てきてた小さな芽を奥の方にぶち込んだんですね。…捨てるのは忍びなかったけど、でもタイガーロータスがあまり増えても困るし…くらいの感じで、周囲をいろいろな草が覆って、底床も栄養少なめのところで…
これ、案の定数週間で溶けちゃったんですよ。
芋があるわけじゃ無し、残ってても根が少しだけ。
これは終わったなと思ってたんです。
そうしたら、半年後に突然密生した水草の中から芽吹いて、今は60水槽の最近の写真に写ってるような状態です。
半年間、わずかな根だけで生き延びて、突然芽吹くんですよ。スゴイよね!
これでもけっこう葉をカットしてイジメてます。
60水槽でタイガーロータスがあまり主張し始めたら、もう何がしたいんだか分けわからない水景になっちゃうし。

タイガーロータスは、かなり長いランナーを地中深くで伸ばして、突然、本体からかなり離れたところから芽吹くことがあります。
最初に芽吹くのは、丸くないハート型というか矢尻型というかってかたちで、赤というより明るいくすんだオレンジって感じの色の葉です。
こんなに大きくなる水草がどんどん増えられても困るから、新芽は見つけ次第カットしちゃってるのですけど、来年とかタイミングよく新芽が取れたら、スイレン鉢を増やして、そこに植えてみようかなとか思ってます。

やっぱり花も見てみたいですからね。
温帯スイレンが昼咲きなのに対して、これは名の通り夜咲きです。
だから理想的には、やっぱり室内で育ててみるべきなのだろうけどね。
それに、タイガーロータスは屋外で日本の冬は越せないし。

タイガーロータスには、水中葉が赤くなるものと、緑色になるものがありますが、特に色以外の違いはなさそうですね。緑色のは買ったことがないけど。
自然な感じの水景をつくるなら緑、主役として主張させるなら赤って感じでしょうか。

2013年8月11日日曜日

オトシンネグロの腹が

オトシンネグロの1匹の腹がパンパン。
ライトがついている時は、どうしても前の方に出てきてくれなくて写真撮れず。

産卵してくれないかな〜。

いろいろ見てると、頑張って産み散らかした卵を集めて別に育てなくても
増えてる例って無くはないですよね。
というか、他の魚に比べればかなりある。
...と淡い期待。

それから、繁殖全般についていろいろ見ていくと、
交尾・産卵に至るきっかけづくりのノウハウもいろいろあるみたいですね。

水質を急激に変えるとか、水位を落としていくとか、水温を変えるとか、低気圧が近づいている時にやるとか...
つまりは危機的な状況が迫ると、産卵するってこと??
私はやってはみませんが。

ついでに、オトシンネグロのメスの腹が膨れる...卵を持つまでは、
ものすごくありふれたフツーのことみたいですね。
ちゃんと飼えてれば買ってきて数ヶ月でそうなるって。
= うちの状況ですね。

でも、卵をもつ=産卵するとは限らなくて、交尾にいたらないと、再吸収しちゃうらしい。

産卵しないかな〜〜。

エアレと水の臭い

60で何週間か前...1ヶ月弱くらい前に始めたエアレで何が変わったかですけど、
エビの体色の改善とか、油膜が無くなるとかそういうのとは別に、
そういえば、水が悪い臭いを出すことがなくなりました。

以前にも臭いについては書いているけど、
水槽からする臭いって、その時の水槽のコンディションによっていろいろありますよね。
土臭さとかは良い臭い。
腐敗臭とか藍藻のドブ臭さとかは悪い匂い。

以前は、少し多めにトリミングすると、次の日とか翌々日とかに微かに腐敗臭がすることがよくあったんですよ。
で、ふと思い起こしてみると、エアレを始めてから、そういうことが一切無くなったなと。

トリミング後にけっこう酸素濃度が低下するのは確認しているし、水草の栄養消費も減るわけだからね。
分解サイクルが滞る・バランスを崩すのは、そりゃそうなのかもしれない。

それから浄水場とかで曝気によって臭気を取るなんてこともしているのだから、
臭気物質を取り除く効果ってのもあるのだろう。

でも、前にも書いているけど、40の方では腐敗臭なんてしたことないんですよね。
60は水草の量が多い分だけ、バッサリ切るとバランスの崩れ具合が大きいのかもしれませんね。

ちなみに40の方は油膜も出たことないですね。
40の方はグッピーが入っているので、油膜が出ても食べちゃうってのもあるのかもしれませんけど。

2013年8月10日土曜日

エサ

チャームのオマケで、キョーリンのネオプロスをもらって、そのサイトを見に行ったら、「ものすごくチカラ入ってるな〜!相当自信あるんだろうな〜」って感じでした。
そういえば、サンプリングも相当ながいこと精力的にやっているものね。
効率的に残餌やフィルターに溜まるドロドロを分解する有機栄養バクテリアを添加していることなどが特徴。ちょっと期待しちゃいます。

ってことで、エサについてどう考えてますか?
エサについて考えられることも、考え出せばキリがなくありますよね。
窒素源だしリン源だし、その他様々な水槽に放り込まれる物質の起源なんだから。
おそらくエサの量の問題だけじゃなくて、エサの種類でもこういったもののコントロール…リンの量とかに関係あるわけですからね。
もしかしたらエサの選択で、黒ヒゲの出方とかかなり違ってくるかもしれない。
それにもちろん魚の健康、水草だってエサ由来の栄養素はかなり取ってるはずで、窒素やリンだけじゃなくて微量元素の供給源でもあるはずです。そういう点では肥料であるという捉え方も出来る。

くどくど書き始めると本当にキリがないので、以下、エサやりについての私の方針です。

エサ

●量は、当たり前だけど、よくエサのパッケージ書いてある「1日に2−3回、数分で食べきれる量のエサ」なんて量はあげてません。そんな人ビギナー以外には居ないと思うけど。
1日1回〜2回、数十秒で食べ切っちゃうっていう感じの量だけです。
魚の体型を観察しながら、デブらせない、痩せさせない、っていう量にしているつもり。
写真の量がうちの小型カラシン30匹くらいにあげる1回分ですね。

●出来るだけ多様なエサを上げる。フレーク各種、アカムシ、ミジンコ、タブレット砕いたもの…って。
1種類だけ使っていると、何かの偏りが出てくるのじゃないか…必須微量栄養素の欠乏とかに繋がらないかって気になって。もちろん、メインは、ありきたりの・実績のあるフレークエサなんですけど、それに加えてちょこちょこいろいろあげるってことですね。

●旅行とかの外出も、稚魚が居ない時なら、1週間でも放置。
以前は、自動給餌器とか使ってたんですけど、必要ないですよね。
ある程度こなれた水草水槽なら。
水草をはじめてとしてエサは水槽内にいろいろあるものね。
カラシンはデトリタスや底生微生物もけっこう食べているらしいし。
実際、離れてみていると、よく底床突いてますよね。人が近くによるとエサくれると思ってやめちゃうけど。
旅行とかでさすがに1週間とか放置すると、ちょっと痩せた?って感じにはなるけど、別に元気無くしちゃうわけじゃないし。
もちろんこれは水槽の環境の豊かさとか、魚の数にもよるから一概には言えないけど、こなれた水草水槽で魚の量が多すぎなければ大丈夫なはずですよ。

●窒素足りないな、緑藻も全く出ないよ…って時は、一種の肥料添加のつもりも兼ねてアカムシとかをちょっと多めにあげる。
緑藻は、エサの量を減らせば減ることが多いし、エサを増やせば増えますよね。けっこう単純に。ハイグロとかもエサを減らすと成長が鈍っちゃう。

●水槽の立ち上げ時、あるいは、ちょっとでも不調の魚が見つかった時は、出来るだけエサの量を絞る。あるいはあげない。

●エサは出来るだけ小さいサイズのパッケージのものを買ってきて、もとのパッケージは開封後は冷蔵庫保存、数ヶ月使う分だけ小瓶に移して使う。

●旅行の時の話と矛盾するけど、エサの投入量・タイミングは、出来るだけ変動させない。急に増やしたりしない。
結局はエサ由来のアンモニアを硝化バクテリアが分解するわけで、急に増やしたりすると減らしたりすると、彼らの量も変動するわけだから、特に急に増やした時に硝化が追いつかなくなってしまう。
硝化バクテリアは増えるのがけっこう遅いので、2-3日かけて元に戻すって感じにしないと。
だから、旅行から帰ってきたら、「腹減ってるだろ〜」って急にドバっとあげないで、むしろ少なめにあげて、徐々に元の量に戻すって感じにしていかないとね。

●トリミング後は、若干エサの量を減らす。水草が消費する窒素の量が減るわけだからね。

投入したエサが、最終的にどう分解されていくのかも、水槽立ち上げからの時期やタンクメイトの構成で変わってくるはずです。
有機栄養バクテリアは、ほんの数日で水槽に定着するし、1ヶ月も経てば硝化サイクルも出来ているわけですけど、線虫とかカイミジンコとかそんなこんなの分解者が充実してくるのにはもうちょっと時間がかかります。
分解者と言えば、エビや貝も大事ですよね。
貝の糞は、肥料としてすごく優れているのだ…なんて話も聞きますよね。どう優れているのか、どう検証したのかは知らないけど。でも、きっと正しいと思います。

アクア一般の話だとバクテリア:真正細菌ばかり気にするけど、水草水槽の場合は、本来は菌類(フンギ)も気にするべきですよね。
��しかし、それにしても細菌と菌類...この混乱しやすい言葉はなんとかならないのかな)
本来、植物と菌類は、ワンセットで進化してきたもので、切っても切れない共生関係にあるわけです。
動物の排泄物や遺体の最終分解者は主にバクテリアだけど、植物遺体の最終分解者は本来は主に菌類なんですから。菌類が適切に活動していれば、落ちた葉などはさっさと分解され、また適切な肥料となって循環するわけです。
エサだって植物由来のものは入っているわけだけど、これの最終分解は菌類の方が得意なはずです。
でも、いっくらネット上探しても水槽内での菌類の役割は殆ど全く分からない。水田関連など農業方面の研究結果などから推測するしかない。
これは水草水槽の歴史の浅さ故なんだと思っています。

なんかエサから話がそれてしまったけど、ビギナーが最も失敗しやすいのがエサの量に起因する問題で、エサを入れすぎて、水を白濁させるとか魚を殺すとか病気にするとかコケだらけにするとかってなるわけですが、これは全て、分解者・分解サイクルのキャパとバランスを無視するからおきることなわけですよね。

水槽が入力(エサ、CO2、肥料、光…)全体に対して、総合的にどれだけの分解力を持っているのか?バランスはとれているのか?っていうイメージは重要ですよね。

今週の60

60タンク
クリックで拡大。(Flickr)

今週は、エアーマスターアドバンスの設置とかパイプの掃除とか、いろいろやりました。

タイガーロータスとかを少し伐採して、下草も刈り取って、ブリクサを追加。
ニューラージパールグラスも下草を少し刈り取って入れるスペースをつくって追加。

そうそう、久しぶりにガラスの掃除もしました。
目立ってコケが出ないから、ついついガラスの掃除を疎かにしちゃうのだけど、
目立ってないだけで、実際にスクレーパーで擦ってみれば、けっこう汚れが出てくるんですよね。
しばらくやってないから、こびりついてて、ガリガリって音立てて削る感じ。
赤っぽいものとかグレーぽいものとか正体不明の何かが付いてます。...擦ってみて粉みたいに舞ってはじめて色が分るのだけど。

相変わらずハイグロとかロタラとかの成長悪すぎ。
コケはとにかく出ないほうが良いって人が多いかもしれませんが、
私としては、「1週間経ったら、柔らかい感じの緑藻がガラス面に薄っすら付いている」ってくらいの感じが理想的だと思っています。
そうじゃないと、有茎草もろくに育たないし。
こうなると全然「高回転」じゃーないですね。

単純にもうちょっとエサの量を増やせば良いのだけどね。
あー、今晩あたりエサの話も書いておこう。


パイプ掃除とか

パイプ掃除

パイプ、給水口のスポンジ、濾過槽などの掃除。
半年以内に1回くらいの割合でやってます。

パイプにブラシを通すと茶色い水がドロっと出てきて...
CO2マスターアドバンスの掃除って意味もありますね。

給水口に付けてるスポンジもドロドロ。
予備のスポンジに付け替えておきました。
これまで付けてたスポンジは、塩素に晒して、水道で流して、塩素中和して、陰干し。

パイプ掃除なんて(CO2マスターアドバンスの掃除ってことを除けば)、
本当に滅多にやらなくて良いとは思っているのだけど、
以前に、黒ヒゲとは違う紅藻類が蔓延って困ってた時にパイプ掃除したら消えたっていう経験があって
...本当は、それほど関係あるとは思ってなくて、いろいろやったことの結果として消えただけ、たまたまタイミングが合っただけとは思っているのだけど...
やっぱりそういうことがあると気持ちの問題として、たまにはやらないといられないんですよね。

それからフィルター関連ばらしてて、気がついたのだけど、
なんとクーラーのインアウトの接続を間違えて繋げてました。(^_^;)
しょーがねーな〜、もう。
それでも、今までちゃんと冷却できてたけど… …。
正しく繋げ直したら、
それまでどうも水温表示というか作動開始する温度が正しくないような気がしてたのですけど、正しくなったような…
センサーの向きかなんか関係あったんですかね??

2013年8月9日金曜日

エアーマスターアドバンス使用時の酸素濃度

エアーマスターアドバンスを取り付けて静かさとかに満足しているっていうことは前に書いたけど、
肝心の酸素濃度はどうなのだ?いぶきの#180のエアストーンで全開エアレしてて5mg以上あがらなかったのに、こんなでかい泡で大丈夫なのか?
ってことで測定してみました。

結果は、
消灯6時間目:5mg。
消灯13時間目:5mg。

大丈夫ですね。

でも、水草が気泡上げてれば7mg以上になるのにね。
やっぱエアレでの酸素供給なんてそんなもんですよね。

もしスーパーバブラーVを使ったとしたらどうなったのか?...
ってのは、かなり気になるところですけど。

2013年8月8日木曜日

ブリクサの水中葉・水上葉

ブリクサ 水上葉・水中葉

右側が前から入っている水中葉化しているブリクサ、
左奥のが入れたばかりの水上葉のブリクサ。

葉の厚みがまるで違います。
水中葉化しているのは、ペラペラの薄い真っ直ぐな葉。
水上葉状態のは、厚みがあって触って比べるとゴワゴワした固い印象の葉。

エアーマスターアドバンス

今使ってるエアレは、泡が細かい(#180)のは良いのだけど、
一晩中シュワシュワ五月蝿いので、違うのを試してみたかった。
で、エアーマスターアドバンス、スーパーバブラーVのどちらにするかって
全く性格の違う2つを比べてたのだけど、
結局、エアーマスターアドバンスにしました。

エアーマスターアドバンス

極めて細かい泡を出せるスーパーバブラーVにはかなり興味があったのだけど、
どう考えたって水槽内で目立ちまくり。
それはやっぱりイヤだなってことで。

逆にエアーマスターアドバンスだと、水槽内がすっきりするのは良いのだけど、
泡がかなり大きいんですよね。
油膜の破砕を優先してるみたいなことが公式サイトに書いてあるから、
まーそういうことなんでしょうけど。

でも、とにかくとっても静かになったから良しとしよう。
水心と組み合わせると、ほぼ無音。
泡が弾ける音がちょっとしてるだけ。
すぐ近くに行くと微かにシューって音がしているけど。
とにかく想像していたのより遥かに静か。

ニューラージパールグラス

先日のエアレ問題で、いろいろ考えたあげく、結局エアーマスターアドバンスを注文したのだけど(これについてはそのうち設置してから書くつもり)、
ついでにチャームをうろうろ見てたら、ブリクサが特売でやたら安いものだからついこれもバスケットに。先日、ブリクサについて書いていたら増やしたくなっちゃって。丁度いいなと。
そうするとビミョーなところで送料有料になっちゃうので、あともうちょっとって見てたら、ニューラージパールグラスが目に止まって、ついこれもポチってしまった。

ニューラージパールグラス水上葉

ニューラージパールグラスは、ずっと興味があったのだけど、買ったことなかったんですよね。
ややこしいけど、ニューパールグラスは以前から居るのだけどね。

ちなみにこの2つ(というか、さらにラージパールもパールグラスも含めて4種類は)は、稀にショップで混乱していることがありますね。
名前が混乱するだけじゃなくて、水上葉だとどれも比較的よく似ているのですよね。パッと見だと。
水中だと葉の形や這い具合などがまるで違うのだけど。
どちらもゴマノハグサ科だけど、(ニュー・キューバ)パールグラスはヘミアントゥス属、(ニュー)ラージパールグラスは、ミクランテムム属です。

それにしても「ソイルにのめり込むように匍匐していく、明るく軽い緑のよく気泡をつける丸い小さな葉」…魅力的だよな〜。小さい葉と言ってもキューバと比べたら遥かにでかいし、グロッソより大きかったりするけど。

グロッソもキューバもどんどん貧弱になっていくような今のウチの底床で、ちゃんと育ってくれるのか?というか、そもそも底床ビッシリで入れるところもないじゃん!…なんですが、とにかく買ってみちゃいました。

水上葉のを買ったので、少しは水槽に入れないで残しておいて水上葉育成しておきます。あと、40にも少しは入れておくか。…3ヶ所で育てれば最悪でも全滅は避けられるでしょ。きっと。
正直、印象としてはものすごく簡単そうに思えるんですけどね。念のため。硬度低めでもよく割りと育つらしいし。

とにかく、ひとまずどこか刈り込んで植えるところつくらなきゃな。

こいつが上手く育ってくれると、いよいよウチの前景は、小学生がファミレスのドリンクバーでつくるなんでも混ぜ込んでグレーになったヤバイ飲み物のようになっていきますね。ドリンクバースペシャルww ゲロゲロ

グロッソ、キューバ、テネルス、ヘアーグラス、ニューパール、ウォーターローン、(欲しくはないのだけど勝手に増える)ウィローモス、オークロ…まだなんかあったっけ?

実際には、その時その時で優勢なのがかわって行って均等に混じらないから、グレージュースにはならないのだけどね。
でも、結局は美しいか美しくないかだと、ほぼ単植、せいぜいよく組み合わせ選んで2種類くらいが良いですよね。グロッソの合間にキューバがびっしりってのは美しかったよな〜。
混植の方が面白いけど、美しくはないですね。

菌根菌定着済み水草モジュール をつくってみたい

いずれいつか水槽リセット時にやってみたいこととして、「菌根菌定着済み水草モジュール」を作って、これを使って水槽を立ち上げるってのがあります。
もちろん上手くいくかどうかは、やってみないと分からないことなんですけど。

成長力が高い水草ばかりを使って、どんどん景色が変わっていく・少しはいじり甲斐があるってのが好きなわけですが、このパターンの水槽で最大の問題は、やっぱり肥料分じゃないでしょうか?

うちの60水槽なんて、ソイル自体の肥料分は、3ヶ月でほぼ切れちゃってます。
ならば、立ち上げ時にもっとリッチな肥料分たっぷりの底床環境を用意すれば良いかというと、それはそれでコケ地獄を招く可能性が高いわけですよね。

そこで以前からたまに書いているように、菌根菌をつかってこの状況をもう少しなんとか出来ないか?って考えてるわけです。

菌根菌については、詳しくはウィキペディアとか適当に調べて欲しいのですけど、最短で説明すれば、「陸上植物と共生している菌類」ですね。マツタケなど多くのキノコも菌根菌です。
自然の状態で成長している陸上植物は、ほぼ例外なく菌根菌と共生しています。

菌根菌が何をしているのかと言えば、植物の根に取り付いて、光合成産物をもらう代わりに、植物の根が効率的に捉えることができないリンなどの肥料分を広範囲から集めて根に渡しているわけです。
つまり、こいつが居れば、底床内の肥料分をより効率的に使える。
より効率的に使えるということは、もとの肥料分が少なくて済むわけですね。
��もう少し細かく言えば、カルシウムなどと結合してしまった難分解・難溶性リンを有機酸生成菌などが可溶化し、それを菌根菌が集めるわけですが)

この菌根菌を水槽内で使えないか?ってことなんですが、今、市販されている菌根菌剤は、どうやら水槽内に直接ぶちこんでもダメみたいです。

でも、一度共生関係が確立したものを、水に沈めても、共生関係は維持されて持続的に発展していくらしいんですよ。
いやこれも水槽で確認したことではないのですけど、少なくとも水田などでは水を入れる前に共生させたアーバスキュラー菌根菌が水を入れた後も維持され機能するって事例は確認しているってだけのことなのですけどね。それと、水草の多くが自然環境の中では菌根菌と共生しているのも事実だし。

ならば、水上葉育成の状態で、菌根菌を感染・共生関係をつくり、それを水中化すれば良いのじゃないか?

ってことで、いちばん簡単なのは、まずは水を張らない水槽の中で、水上葉育成の形で水景の土台を作って、この時に充分に菌根菌を感染させておく。その後に水を張って魚も入れる…ってやれば良いわけですね。

でも、これは幾つも水槽を置く気になれない私としては選べない選択肢。その間、魚やエビはどこに避難させておくの?ってことになっちゃうし。

ならば、佗び草のような水草モジュールとして、菌根菌を感染させたものをつくっておいて、それを沈めれば良いってことになりますよね。

結局のところこれらはみんな「だろう」であって、やってみないと分からないわけですね。意味があるのかどうかは。

水上葉 肥料切れ

それで、まずは水上葉育成なんですが、当初、菌根菌の実験もするつもりだったのだけど、はじめてしまえば、さっさと緑の絨毯にしてみたいってのが勝ってしまって、さっさと肥料突っ込んじゃったのだけど、
最近、また明らかに肥料切れしてきたし、緑の絨毯の目標は達成できているので、菌根菌接種を本格的にやってみるつもりです。
ちなみに使ってみてるのはBICOM VAですね。

結果は2−3週間後ですかね。
菌根菌の定着具合の確認は。
本当は、発根時に添加するのがもっとも良い結果を出せるから、水上葉リセットしてやり直してみたほうが良いのだろうけど…。
ひとまずやってみようと。
その後、水槽内にそれを移植してみて、どこまで行けるのかを確認しないといけないし…先はながいね。
それにもし冬場にリセットだと、うちの環境だと、水上葉用意できないから、タイミングも重要だし。
だいたい最終的に効果を確かめて見るためにはかなり貧栄養のソイル使うことになるけど、耐えられるかな...確実に育たないかもしれないっていう状況に。耐えられないだろうな〜。
少なくともメイン水槽じゃ出来ないですね。
やるとしたら、40のリセット時。来年の春以降かな〜。水槽の状況によるけど。
途中で考え変わっちゃうかも。

ってことで、誰か先にチャレンジしてみませんか?

--
ちなみに菌根菌ですが、「自然」の環境で植物があれば、殆どどこにでも居るわけですが、農業や園芸の場には殆どいないらしいです。
なぜかと言えば、肥料を使うから。特に化学肥料を。
化学肥料、特にリンをたっぷり撒いちゃうと、菌根菌は共生しないんですね。
で、菌根菌が共生しないと、根から数ミリ離れたところにある肥料分は摂取できなくなる、土壌の保水力も・植物が水分を得る能力も著しく落ちる。
そうなると、肥料をかなり積極的にやり続けないといけない。水を撒かないといけない…っていう、負のスパイラルに陥っちゃうわけです。

世界中で農業が消費している水資源は膨大で、例えば1キロの穀物生産に1トン以上の水が必要とか言われているわけですが(つまり、食料輸入大国の日本は、間接的に膨大な水資源輸入をしているってことになるわけですね)、このあたりの状況を改善していく上で、やっと僅かに農業利用が始まったばかりとも言える菌根菌に期待できるところは、小さくはないはずなんです。

2013年8月6日火曜日

ブリクサ ショートリーフ(ノボグイネエンシス)

ブリクサ ショートリーフ(ノボグイネエンシス)

日常生活だとよくイネ科の植物がつくってるこんな感じの草むらはよくあるわけですけど、水草だとブリクサくらいですよね。
テネルスとかを密植したところで、それはやっぱり違うし。

イネ科植物に多い(ブリクサはイネ科じゃないけど)この手の細長くて薄いテープ状で上を向いて密集している葉は、光の利用効率がとても高く、個体としても密集して生えることができます。
丸くて厚い葉と違って、下の方の葉までしっかり光が届くし、直射光だけでなくて散乱光もよく捉えます。

なので、この手の草は、ボリュームの割には全体が明るく感じるんですね。
「上の方だけが明るい、でも全体としては暗い塊」には、ならないんです。

ブリクサ
写真のは…酷いですね。クリプトとかがスグ近くから出てきちゃってたりして競争状態になっちゃってる。
こういう感じで根元付近を他の水草が塞いじゃうのは...ダメですね。ダメ。


なのでブリクサは、前景の草原の延長で使える、ちょっと背があってロタラとかの下の方とかを隠すのに丁度いい…後景と前景のつなぎに使うのに良い感じ。
そうやって使うと全体が明るめになる。

だからと言って、後景のスグ手前に押し付けるように植えると、これがもう失敗のもとです。

ブリクサは、よく簡単だって言われるけど、溶ける時はあっさり溶けます。溶けちゃう原因は幾つかありますが、しっかり定着するまでに、以下の条件に置かれると溶けやすいと思ってます。

●上空を塞がれる。...光量が足りない。
●水流が強すぎる。
●根本が塞がれている、根本が水流の都合上汚れやすくなっている。
 根本の通水性が悪い。

要するに、開けたところにポンって置いてやると、上手く育ちやすい
ってことですね。
過去、最初にどこかに押し付けたのは…スグ近くに背が高くなる水草があるところに置いたのは、大抵上手く行かなかったです。
しっかり定着してからなら…後から後ろが塞がれた…なんてのは、割りと大丈夫なんですけどね。最初に塞がれてるとダメになりやすい。

少しでもCO2入ってて、ソイルで、開けたところに植えてあって、やたらと水流が強くないって状態なら、まず育たないってことは無いとは思うのですけど、低い背でボリューム感がある感じに育てるには、底床肥料がかなり重要らしいです。窒素やリンですね。

ショップで売っているのは、ショップの水槽をリセットした時に放出したものとかじゃない限り、ほぼ間違いなく水上葉のです。
ブリクサは、成長遅くて、水上葉から水中葉への転換に割りと時間がかかるので、ここがまず鬼門になります。この段階で周囲を塞ぐみたいなことをすると溶けやすいわけですね。

もっとも私が初めて買ったブリクサは、近所のホームセンターに売ってた奴なんですが、これは、いつからここに置きっぱなしだったの?っていうくらい、かなり長い根が出ちゃってて、完全に水中葉化してて、だから、割りと適応も早くて、別に何も難しいところなんて無い水草だな、ものすごく簡単じゃん!って思っちゃったんですけど。この経験を元に甘く見たのがその後の失敗のもとでした。

むしろ、ショップで売ってるブリクサは、たまに痛んでるのもあるので、よくチェックした方が良いですよ。
なんか状態良くなさそうだな…でもまーいいか!その分メチャクチャ安くしてくれたから…なんて思って買ってきて、鉛巻きのところを外したら、茎が黄色く…ちょっと腐りかけ?みたいになってたり。

茎が短いのを買ってきちゃうと、しっかり植えたつもりでもスグに浮いてきちゃうんですよね。もうそういう場合は下葉をけっこう切って茎を長くして植えるとかしないと、1週間くらい、「あっ、また浮いてるよ」ってことを繰り返すことになったりします。

その後は、環境によるのだろうけど、1−2週間で、ちゃんと根が出てきて、新葉も出てきてって感じになるのですけど、その後さらに1ヵ月くらいは、エビに刻まれた古い水上葉がいつも浮いてるって感じが続きます。1ヵ月過ぎて、ちょっと軽く引っ張ってみてしっかり根付いているのを確認して、新葉も沢山出てれば定着したってこと…って判断してます。

よく「ブリクサは歴とした有茎草」とか書いてあります。
確かに良く見れば、中心の茎がしっかりあって、そこに段々に葉が付いて行く構造になっているし、根本からランナー伸ばして増える訳でもないですね。縦に伸びて、枝分かれしていく。
ブリクサでも、スグに縦に伸びていくブリクサヴィエティとか見ると、めちゃくちゃ分かりやすいけど、ノボグイネエンシスも詰まってるだけで同じ構造ですね。

でも、ロタラとかルドウィジアとかの典型的な有茎草が殆ど真正双子葉類であるのに対して、ブリクサは、単子葉植物綱トチカガミ目トチカガミ科スブタ属。
あえて近縁をむりやり挙げるなら、オモダカ目(サジタリア)の系統が近いですね。この系統で水草化したものは、(一概には言えないけど、その多くは)水中適応度が極めて高くて、泥化した底床に強力に根を張って、比較的低CO2でも大丈夫な連中が多く存在しています。
ちなみに殆どブリクサと関係ない話ですが、種子植物で唯一海に進出しているのは...つまり海草(海藻じゃないです)は、全てオモダカ目です。アマモの仲間ですね。

ブリクサも泥化した底床が嫌いじゃないし、とにかく根張りが良くて底床内環境維持に役立ちます。…肥料分が底床内にたっぷりあれば、ですけど。
泥化したところが嫌いじゃないし…という表現は間違ってますよね。嫌いじゃないじゃなくて、自生している場所は、つまり本来好むところは水田のような泥のところ。

ノボグイネエンシスだと成長が遅めなので肥料の効果がスグに分るというわけじゃないですが、ヴィエティだと、ものすごく分かりやすいですね。
肥料が切れてくると、スグにシナシナになっちゃうし、そこに施肥すると、一気に元気になって、ぐんぐん葉を伸ばす。
なんにせよ、しつこいですが、肥料分が大事です。
ちなみに、この写真のブリクサの根本にはアクアフローラが入ってます。

ブリクサの葉色については、ライトが強いと赤くなるとか、肥料やソイルで色が変わるとか、いろいろ言われてますね。
たしかに、水槽内の違う場所に植えたブリクサの色が、光量は殆ど違わないはずなのに、けっこう違ってたりすることもあるし。
でも、何が色を変えさせているのかは、よくわかりません。
軽やかで鮮やかな明るい緑色がイチバンだけど。

pHや硬度は、上げ過ぎると調子を崩すとかってよく書いてあるけど、(その通りなのかもしれないけど)私としてはpHとかより、根本の通水性や汚れを溜めないことの方が余程重要っていう印象です。
もちろんブリクサの自生地考えれば、アルカリ寄りよりは弱酸性の方が良いに決まってるのでしょうけど。

ノボグイネエンシスとパッと見区別が付かないブリクサに、エキノスペルマ(スブタ)があります。
これ、私は売っているのを見たこと無いけど、こっちの方が殆ど茎を伸ばさないで葉を密に出すから、草姿は美しいらしいですね。でもってお値段もノボグイネエンシスよりずっと高い。
これを水槽内で長期維持するのは、かなり難しいらしいです。
水草コレクションマニアとかでもなきゃ、必要ないですね。
ちなみに、日本の水田に自生しているブリクサは、エキノスペルマです。

2013年8月5日月曜日

底床内 半年間の変化

これが半年前。
底床
グロッソだらけですね。
よく見るとヘアーグラスも混じってますが。

これが現在。おおよそ上の写真と同じ場所です。
底床
あれだけ密生してたグロッソはどこへやら?
気がつけば、ヘアーグラスだらけです。

最初はグロッソの天下、次はキューバ、その後はいろいろで主流なし、でもって、最近勢力拡大が著しいのがヘアーグラスってわけです。半年間でころころ変わるな〜。

ソイルの粒はよく残っていて大丈夫そう。
上の方は、潰れているようにも見えますけど、これはガラス面のコケとか浮泥が詰まったりしてそう見えてるだけでソイルの粒はよく残っています。
遮光用のアルミを剥して、まだ何日も経ってないのに、既に、藍藻が増え始めてますね。
後でシリンジで吸い出して、エクスタミン使っておきます。

少し太くて何本かまとまってる根は、ピグミーチェーンサジタリアのものです。
かなり深いところにランナー伸ばしているのが分かりますか?
こんななので、こいつは、もうどこから出てくるか全く予想が付かないですね。
もともとは、水槽のいちばん奥の方に少し入っていただけなんですけど、気がつけば最前面で芽吹きますから。
前の方で顔を出して伸びてきたら、チョッキンです。
引きぬくのは不可能...底床まるごと巻き上げちゃうので。

2013年8月4日日曜日

さらにトリミング

60タンク

もうちょっとは間を開けようかと思ったけど、結局やりたいだけトリミング。
刈りこんで行ったら、奥の方に...パイプの裏側やヒーターカバーとかに黒ヒゲをけっこう発見。
もちろん、全部取り去っておいた。

底床とガラスの間に出てくる藍藻を防ぐためのアルミを外したので、久々に底床も含めた写真を撮ってみた。
しばらくこのまま観察してみるけど、このままだときっとまた藍藻出てくるんだろうな。
写真をクリックで拡大。

2013年8月3日土曜日

今週の40

40タンク

先日、後ろの方に茂っていたロタラを伐採。
その後、黒ヒゲが出てきたので、イニシャルスティックを入れた...
ってところまで書きましたが、
この写真、なんとなくピントが合ってないように見えるかもしれませんが、
それは薄っすら緑藻が出てきてて、前面ガラスが煙っちゃってるからですね。
これもおそらくトリミングの影響です。

それから、こっちは中性に近くなってきていることも関係あると思うのだけど、
ラムズホーンが増えちゃってますね。写真で見ても分るくらい。
60の方はpH低めなので、殻がどんどん白く痛んじゃって長生き出来ないみたいなのだけど、
こっちは痛んだ殻のヤツも居ないし。


今週の60

Untitled
写真は前回同様Flickrに置いてるので、思いっきり拡大出来ます。

左側のロタラ、右側のポリスペルマなどをトリミング。

トリミングは、火曜か水曜辺りでやったのだけど、
そのせいなのか、O2濃度測定のために1日エアレを止めたせいなのか?なんなのか?
金曜日にヤマトがまた1匹落ちちゃいました。
でも、もういいやと。ヤマトが減れば減っただけミナミが増えるだろうし。

前景は、キューバがもう本当にダメダメになって来ましたね。
肥料分のせいか、このところずっとピートモスをフィルターに入れてるせい(pH、硬度を落としてる)か?

やたらと元気が良くて、キューバが衰退したところにどんどん進出してきているのは、ヘアーグラス。

ヘアーグラスがこれだけ元気ってことは泥化が進んじゃってるのだろうな〜ってことで、久しぶりにソイルの様子を見てみようと、藍藻よけにガラスに付けてるアルミを剥してみてみたのだけど、グロッソのものと思われる根が減っていて、ヘアーグラスはもちろん、おそらくアマゾンチェーンソード(?)の根がかなり張ってました。アマゾンチェーンソードは、前の方にあまり出てきて欲しくないのだけどね。
深いところにランナー這わすから、どうしようもない。出てきた芽を摘んじゃうしかないのだけど。
泥化の具合は、想像してた程は進んでなかったですね。まだソイルの粒がしっかりしてました。

いじけてたベトナムゴマノハグサは、施肥をしてから少し復調して来ました。
きっとかなりの肥料喰いなんだろうな〜。

2013年8月2日金曜日

40初の黒ヒゲ

40ロータス水槽に半年経ってはじめて黒ヒゲが出たよ。
それも水流もあまりないところのガラス面に。
ピンセットで摘んで全部取っておいた。

ちょっと前に後ろのロタラをかなり根本に近いところから刈り込んだのだけど、
そういうことをするとテキメンに何かしらのコケにつながりますね。

ひとまずイニシャルスティックをけっこう突っ込んでおきました。
40の方はかなり長いこと施肥してないので、カリ不足のハズなので。
カリが不足してリンとかが余ってる
→トリミングをきっかけにさらにリンなどの消費が減って黒ヒゲが出てきたのでは?
という考え方ですね。

2013年8月1日木曜日

スーパーバブラー

長期的にエアレをやり続けるべきなのか?って考えるようになってから、
これ:azoo スーパーバブラーVが気になって気になって。

↓YouTubeで見つけたスーパーバブラーの動画


もちろん、前に書いたエアーマスターアドバンスも良いな〜と思っているのだけど、
スーパーバブラーの魅力は、とにかく細かい泡で、ポコポコっていう泡の破裂音とか、それに伴うしぶきの飛散とかがとても少なくなるってこと。
マイクロバブル・ナノバブル発生は、「本当に?」とか思っちゃうけど、泡がとても細かいってのだけは確かだし。

欠点は(あくまで、個人的な視点でだけど)、
水槽内で目立つ、
大きめのポンプが必要(例えば、水心だと3Sじゃダメで2Sくらいから適合らしい)。...せっかく今は静かなポンプ使ってるのに、ポンプが五月蝿くなったら意味が無い。

エアーマスターアドバンスとスーパーバブラーの長所を兼ね備えたような商品は出てこないかな〜。

リクツとしては、フィルターの排水パイプの途中にエアレ室を...CO2リアクターみたいな箱つけて、そこにスーパーバブラーが入ってるみたいな...

そんなのあったら欲しいな〜

マイクロバブル・ナノバブルの様々な効果は散々言われているしね。
少しでも発生しているなら、そこにも期待しちゃうし。